EF66 40〜55(愛称:ロクロク) |
JR西日本下関機関区に配属されているEF66形電気機関車、運用は主に東京口・大阪口の寝台列車を受け持っています。
民営化後は16輌が配置されていましたが寝台列車の減少などにより2両(40号機 55号機)が廃車
3輌(41号機 44号機 52号機)がJR貨物に売却され現在は11輌が配属されています。
上の写真の55号機は92年4月8日寝台特急「さくら」を牽引中、山陽本線須磨〜塩屋間にて並行している国道で交通事故が発生
この事故でトラックの積荷(鉄筋)が落下し線路内に散乱、そこに運悪く通りかかった55号機牽引の「さくら」が突っ込み脱線転覆
55号機はかなりの損傷を受け事故復旧後もしばらく兵庫駅にて保管されこのまま廃車かと思われましたがその後、鷹取工場に
臨時入場し奇跡の復活を果たしました。しかしこの事故の5年後97年2月22日付けで廃車となってしまいました。
EF66 45号機がお座敷列車「あすか」を牽引!
EF66形は主に寝台列車牽引用として下関機関区に配属されており臨時団体列車などは同区のEF65PF型が担当しています。
しかし運用の関係で稀にEF66が臨時列車に充当される場合があり、下の写真もこのようなケースで前日臨時列車を牽引し
来阪した45号機を下関に返却する為の運用で途中の岡山(?)まで「あすか」を牽引しました。
EF66形が「あかつき」を牽引して来阪!
通常、寝台特急「あかつき」はJR西日本下関機関区のEF65PF型が下関〜京都間を牽引していましたが、
稀に同区のEF66形が牽引しました。これはEF66が兵庫鷹取工場に検査入場する為の処置で京都まで
「あかつき」を牽引し単機で鷹取工場に入場、二週間ほど検査を受けた後、再び「あかつき」を牽引し下関に
戻っていくというパターンで一年に数回見られたEF66牽引の「あかつき」です。なお現在「あかつき」は「彗星」と
併結運転となり列車名も「あかつき・彗星」となって牽引もEF66に変更されています。「あかつき」単独のヘッドマーク
をつけて力走するEF66形はもう見られなくなってしまいました。